ダフロン

2009年07月19日

今日もオカリナを吹く予定はない/原田源五郎

4094511474今日もオカリナを吹く予定はない (ガガガ文庫)
x6suke
小学館 2009-07-17

by G-Tools

ちっこくてかわいい女の子・井波に誘われるまま、オカルト大好き略して(?)オカリナ部に入部させられた俺。部の目的は、謎の敵「死角」を破壊すること!?うなる一升瓶、壊れる日常、そして飛びかうブルマ!!

 見る目がある人は、何かが違う

 人の寿命を奪う死角と戦う少年少女の非正統派学園異能力バトル。

 うーん、世界観といい、キャラといい、とてもヘンテコな作品だ。まさに怪作。
 一般人には見えず密かに人間の寿命を奪う怪物・死角を条件付きで見る能力を持った『見る目がある人』で結成されたオカリナ部に強引に入部させられた主人公・エビマヨが、ちびっこ女子・井波に振り回されるまま、仲間とともに死角とのバトルに突入していくのだけれども、中途半端にコミカルでとってもお気楽な空気が独特でした。

 武器が一升瓶というヒロインは、ウケ狙いにしてもちょっとばかり奇を衒いすぎて、やや外し気味。ナックルガードのついた一升瓶なんか持って歩いてたらその時点で不審人物確定だよ。
 いや、ちっこかわいい女の子は正義ですよ。かなり特殊な電波を受信してるけれど。まったく人の話を聞かないけれど。正直、関わりになりたくないけど。

 スペック的には、もう一人のヒロインの天然娘のりりんの方がハイクオリティで、当人もわりとエビマヨの言いなりなのに、なんでエビマヨはのりりんルートをスルーしてんだよ! もっとがっついていけよ! そこまでムッツリスケベ道を貫かなくていいだろうがっ!!
 それともブルマか! そんなに赤ブルマのロリがいいのか! 全力で同意だよコンチクショー!!!

 井波と因縁のあるデカ死角と遭遇し、流されるままだったエビマヨが戦う理由へ目覚めていくなど、ストーリーはとても王道なのに、それを描く文章センスが奇抜すぎる!
 しかし、死角の正体やエビマヨたちだけがなぜ死角を見れるのかなどの謎は意味不明で終わるので、私の嫌いな不条理系にオチてしまっているんですよねぇ。
 かといって、すべてを否定できるほど地雷とも言いきれない、釈然としない面白さがある・・・・・・ような気がする。なんだか、自分に自信が持てなくなってきたー!

 何度読んでも思わず頭を抱えて悩ませる。やはりとてもおかしな作品と言うしかない。
 多分、読まないとこの懊悩は伝わらない・・・・・・。読んだ後で後悔しない人だけ読めばいいと思います。
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ガガガ文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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