ダフロン

2009年05月08日

薔薇のマリア 11 灰被りのルーシー/十文字青

4044710171薔薇のマリア 11.灰被りのルーシー (角川スニーカー文庫)
十文字 青
角川グループパブリッシング 2009-05-01

by G-Tools

父を捜すため、首都エルデンへとやってきたルーシー。悪漢にさらわれそうなところをマリアに助けられ、マリアたちの住まいに転がり込むことに……。ZOOに新メンバー登場! いよいよ新章、突入!!

 我が、薔薇の聖女さま

 無政府王都エルデンで暮らし、迷宮へ宝を探し求める侵入者たちの生き様を描く物語。新章スタート。

 自分のことをお人好しだの偽善だのと思いながらも、ルーシーを拾ってしまうマリアにニヤニヤ。
 ことあるごとにしゃしゃり出てくるアジアンとの夫婦漫才っぷりも息ピッタリで、いつまでも生温かく遠目で見守っていきたい二人ですが、前巻でちょっとは進展したかと思ったのに、再びマリアの鉄壁のツンツンが両者の間に立ち塞がってしまっているようで、いつものマンネリ感は否めない。
 同居を始めたルーシーとの距離感に戸惑うマリアが激烈可愛いが、なにくれとなくマリアに気にかけてもらっているルーシーに敵対心メラメラのアジアンの大人げない嫉妬ぶりが笑えます。いいカンジに二人の仲を掻き回してくれるなぁ。

 それにしてもエルデン初心者から見た、マリアというのは新しい視点ですね。
 いつもはヘタレ全開な弱音を赤裸々にたれ流しているマリアですが、改めて考えるとマリアって、そこいらのクラッカーよりは強いんですよね。街中でからまれた時も一蹴だし。
 ただ強さの比較対象が、ZOOのメンバとか、アジアンとか、人間離れした超人ばかりだから、相対的にPT内最弱っていうことになってしまうだけで・・・・・・。
 普段からトマトクンとか、ピンパーネルとかと相当無茶なことに首を突っ込んでいるせいで、おこぼれの経験値だけでも、塵が積もってそれなりの山になっていそう。
 メンタル面でも、自分に自信を持てるようになり、戦闘時の司令塔として、PT内での役割も板についてきているという成長ぶりも窺えます。

 劣等感にかけては早くもそのヘタレっぷりがマリアとキャラが被りつつあるルーシーですが、キレたときのテンションが怖い。躁鬱が激しいなぁ。
 そして何故、自分から進んでスカートを・・・・・・。いや、もう最近大流行のその属性については、今回はなにも言わんぞ。ツッコンだら負けだと思っている。
 作者の十文字青は、マリアとユリカとサフィニアがいるんだから、ヒロイン枠はもう十分だと思っているんだろう。っていうか、ルーシーもヒロインのつもりなんだろう。
 そういえばマリアは「女の子じゃない」とは言いますが、「男だ」とハッキリ言ったことはないらしいので無性別説が立っているらしいですね(マジでか!
 
 さて、マリアよりも弱い新メンバー・ルーシーがZOOに加入を果たし、三角関係のもつれフラグも立ち(ぶっちゃけ、トリーチェとか忘れ去られているよね)、なにやら妙に聞き覚えのある危険なキーワードも出さたところで、次巻へ続く。
 うーん、今回は本当にルーシーの自己紹介のためだけに一冊使ってますな。
 ここ5、6巻くらい前から、展開を勿体ぶるようになってきたというか、ページ数の使い方が贅沢になってきているような気がしますが、せめてもうちょっとサクサクいって欲しいところ。


posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(2) | 角川スニーカー文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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