![]() | 生徒会の四散 碧陽学園生徒会議事録4 (富士見ファンタジア文庫) 葵 せきな 富士見書房 2009-01-20 by G-Tools |
会長がツチノコ探してみたり、杉崎がプロポーズしてみたり、真冬のポジションが杉崎レベルにまで落ちてきたり。うん、見事にいつも通りだね!と思っている君、刻の涙を見ちゃうかもよ?
ケイオス・ジェネレイション
『混沌の生徒会』
『混沌の生徒会』
夫婦漫才ならぬ"ハーレム漫才"全開の雑談系コメディ。
いつもと変化つけようと思って、ラノベっぽくキャチコにルビ振ってみた! どっかの秘密結社みたいぢゃね?
ちなみに"generation"の訳は「世代」ではなく、「発生地・発信地」の方ね!(←ココ重要)
『ダイの大冒険』は、最初から超人なダイより、普段ヘタレなのにイザというとき勇気を振り絞って立ち上がるボップが燃えるというのはわかる。脚光を浴びるダイの陰で、凡人である彼も成長していくところが熱血ですよ。
記憶喪失のダイを守るために、たった一人で竜騎衆に特攻していく後ろ姿に涙が止まらないぜ。シグマ戦は常時ポップのターン! 奴こそ真の勇者。
ちなみに私のお気に入りのボップの名シーンベスト3は、「俺はマァムが好きなんだ」、「あれはメドローアに似せたベギラマさ」、「フィンガーフレアボムズ」の三本です。
さて、どうでもいい前フリをヌル〜くしたところで、本編について。
まあ、いつものメンバーが生徒会室に集まり、のんべんだらけと駄弁っているだけです。
それ以下でも、それ以上でもないというのが、このシリーズの唯一にして最大・最高・最強の魅力ですが、腹筋を休ませられることなく次々に撃ち込まれるマシンガンコメディトークがマジパねぇ。
一冊でも読んでいる方には、もうどんなものかは説明はいらないと思います。ただ巻を重ねるごとに、ますますギャグがヒートアップしているとだけ言っておこう! この漫才ユニット、ゆがみねぇな。
基本、漫才のかけ合い、時々、鍵の好感度が局地的に上昇してラブラブしたりですが、ボケではない、彼らの真面目な本音を聞けるところもあったりなんかする。
将来の夢を聞かれた椎名姉妹の「趣味を仕事にしたくない」っていう言葉は、私も常々思っていることです。
仕事って、大変です。どんな好きなことでもお金が絡んだり、「仕事だからしなきゃいけない」でやっていたらきっとそのうち絶対に嫌になってきます。だから私もラノベを読むことは、好きですが。それ関係のことでお金を稼ぐつもりはねーです。金は儲からないけど、なんか仕事しない? っていうお誘いは大歓迎ですが。同人とか。
『仕事はお金を稼ぐこと、趣味はそのお金を注ぎ込むこと』です。それが趣味人としての私なりのプライドかなぁ。
ちょっと様子がおかしかった深夏と真冬の、まさかの『転校宣言』には驚いた。(なんてベタな!)
それ以上に、ストレートな真冬の告白(ええええええええ!!!)に顎が吹っ飛ぶかと思いましたよ。
「最も攻略難易度が低いキャラ」と言われ続けていましたが、これはいきなりキタヨ!なんつー急展開!
ついにハーレム王(モテ王?ヒモ王?)への第一歩かと期待すれば、そう都合よくはいかなかった。
不思議人&自由人すぎるだろ、真冬ちゃんw 無邪気に魔性の女です。しかし、そこが、かわゆいです。
せっかく相思相愛になったのに、振り回される鍵が哀れでならないが、こっそり「ざまあwww」とか呟いてみる。
もうあとは鍵がBLに目覚めるしかないですね。新しい可能性に目覚めましょうよ。
個人的には、ラノベのBLブームが来る可能性は十分見込めると思っています。こんなにTS系が流行っているんだから、女装少年とのラブコメなんていうのも、もう誰か書き始めているんじゃね?
「性別:秀吉」、「性別:ユーリ」、「性別:雪国」クラスなら、ラノベのメインヒロインにしても遜色ないかと。読者が受けいれられる土台はもう出来ているから、あとは爆弾を投下するだけです。
BLブームまってるぜ。