ダフロン

2008年12月13日

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 2/伏見つかさ

4048674269俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈2〉 (電撃文庫)
伏見 つかさ
アスキーメディアワークス 2008-12-05

by G-Tools

とある出来事以降も冷戦状態だった兄妹関係は変りはしなかった。そして今回俺に下った指令は、「夏の想い出」作り(?) 都内某所で開催されるなんとかという祭りに連れて行けということらしいんだが・・・

この妹に傅かないわけがない

 ティーンモデルで陸上部エースで優等生の人生勝ち組な妹とごく平凡な兄のオタクライフコメディ。

 イマドキの中学生らしく生意気でワガママな妹・桐乃ですが、そこが可愛くて仕方がありませんね。
前回、桐乃のオタク趣味に味方した兄・京介の奮闘ぶりで、溝のあった兄妹関係もちょっとは改善できたかに思えたのですが、兄に対してより遠慮がなくっただけで桐乃のワガママっぷりもグレードアップしています。

 でも、そのワガママというのも「非オタである兄に妹がエロゲを強要する」というところがこの話のポイントですね。普通、妹が兄にオタク趣味は勧めないでしょうよ。桐乃もゲームの対戦相手が欲しいなら素直にそう言えばいいのに。最初は嫌々やっていたはずが、いつの間にかインターネットや妹ゲーに熱中して正気に返る京介は、徐々にオタクに染まり始めてきましたね。まあこうやってオタク趣味を体験してみて、彼なりにその面白さや魅力を実感してみることが、妹の事を理解する第一歩ではないかな。

 幼馴染みの地味子を些細な発言で傷つけてしまったのではないかと思い悩む京介に、桐乃が人生相談に応える場面では、相変わらずの見下し態度で腹黒い応答しか出てこないものの、結局は役に立つアドバイスをしてあげるところとか、普段とは違う彼女なりの真剣さがうかがえてよかった。ただワガママなだけじゃなくて、本当は真面目で責任感も強かったりするんですよねぇ。ただ愛想と優しさが兄に向けられることがないだけで。
 ときにどうしても地味子の存在が見ててイライラします。幼馴染みキャラは好きなのに何故だろう。桐乃の引き立て役の安牌キャラの分際で、桐乃には冷たい京介が親しげにしている姿が浮気のように見えてしまうのかも。

 「夏の思い出が欲しい」という桐乃の願いを聞き入れて、腐女子仲間の沙織・黒猫と夏コミに参加した件は、人伝に聞いたところによると、実話も混じってるらしいですよ。セルとか。黒マント仮面(ゼロ)とか。ちなみにこれを読むまで「ファンネル」という言葉があることさえ知りませんでした。沙織氏は、眼鏡と服装を変えたら超絶美人だと思うんだ。黒猫氏はどうかそのままずっと邪気眼イズマインでいてください。桐乃とキャラ被ってるかもしれないけれど、生意気娘同士の息の合った掛け合いが面白いんだこれが。

 帰り道、またしてもバレてはならない相手にオタク趣味がバレてしまい、落ち込む桐乃のために再び京介が奔走するのですが、仲が悪いといいながらも妹の泣き顔を見過ごせないのは、なんだかんだ"兄ちゃん"ですねぇ。オヤジの意外な活躍もいいなぁ。

ネット界隈では今現在、最も沸騰している話題作とあって、様々なサイトで取り上げられていますね。
かーずspアキバblogなんか応援バナーまで作ってたり。ニュースサイトの影響力はスゴイなぁ・・・。
とか思っていたら、なんと「かーずラジオ」に作者登場。おっおー!!!





posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電撃文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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