
『ストラヴァガンザ 星の都』
メアリ ホフマン 小学館
【時空の旅人ストラヴァガンテ。21世紀ロンドンから星競馬にわく異世界の都レモーラにやってきたのは、心を閉ざした15歳の少女ジョージア。時空を巡る異世界ファンタジー第二巻】
『星の都』レモーラはそれぞれ12星座の名を冠した12の区に分かれ。年に一度の区対抗大会<星競馬>を行う馬の都。
雄羊区で幸運をもたらす伝説の天馬メルラが産れたある晩。
時を同じくして21世紀のイギリスから異世界を越えて(ストラヴァガントして)メルラの元へやってきた一人の少女。
一方、星競馬で勝利を握ろうと暗躍するニコロ公爵。
そんな公爵の優しい息子たちは、ストラヴァガンテである少女と出会い、自分の新しい生き方を獲得していく。
騎手と公子たちの行方、天馬メルラの意味、星競馬の結末、
そして運命が導く新たなストラヴァガンテの役目とは。
さすがに厚いって・・・orz
休みなのでキープしてあったハードカバーに挑みましたが、
さすがにこれを一日で読み切るのは無謀でした。
あと昨晩は忘年会とかあったんですよ。飲まされました。
いや、自分は酒は強いんですが酔っ払いの世話が・・・。
閑話休題。
舞台作りがまさにネ申
実在するイタリアの街シエナを元にした話の舞台レモーラ。
12星座区同士が対抗し合い、年に一度の星競馬にわく街。
中世イタリアの文化と歴史の街並みを脳裏に再現する描写。
もう、これだけで神秘性にみちた舞台を魅せる筆力と、
人間模様がもはやネ申
未成熟な自分にコンプレックスをもつ少女ジョージア。
一巻の主人公だったルチアーノにほのかな恋心を抱き。
しかし、彼の心はベレッツァの女主人アリアンナにあり。
そのアリアンナへ求婚を迫る宿敵キミチー家のガエターノ。
足が不自由で別の世界に憧れるその弟ファルコ。
敵と味方。恋人と恋敵。男女の想い。家族と兄弟の絆。
それぞれに悩み抱えた立場の異なる若者たちが、
お互いに苦悩し、葛藤し、傷つき、打たれながら。
結末へ自分の新しい道と果たすべき役割を見出していく。
キャラ同士の練り合わせスゴスwww
なにこのミラクルクオリティっwww
期待以上。この完成度は奇跡だ! メアリホフマン萌え!!
海外ファンタジー作家の中で私が五指に挙げる方ですよ!
ファンタジーとリアリティの兼ね合せ具合がちょうど良い。
長旅を満喫したかのような晴々とした読後感が味わえます。
日本のラノベと比べると、場面ごとの削りが甘く。
無用な部分がちょっと目立つが、それが海外ファンタジー。
まあマヌューシュのカップルは登場した意味がわからんが、
他の女性のストラヴァガンテと次回で活きてくるんだろう。
歴史と奇跡のただ中に読者を誘う、
今年最高のファンタジーって言っていい?
ストラヴァガンザ 仮面の都 小学館

