ダフロン

2008年09月10日

『このライトノベルがすごい!2009』の傾向と対策

ライトノベルBESTランキング ウェブアンケート

さて月曜日から投票を開始した『このライトノベルがすごい!2009』のWebアンケートですが、それについて自分なりの傾向と対策というか、ポイントをちょっと語ってみます。


◆今回の見所は

・1位当選は確実なのか!"文学少女"シリーズ

・新進気鋭!『とある飛空士への追憶』は、どこまでランキングの空を舞い上がるか!

誰もが気になるランキング1位は、ズバリ『文学少女』でしょう。
どこもかしこもシリーズ完結フィーバーに沸いていますし、これまでもランキングの上位にきていましたが、いい加減に1位を取らせてやりたいというファンの強い熱意もある。
もちろん前回1位の『フルメタ』、市場票に強い『キノの旅』、人気絶頂期にある『とらドラ!』も対抗馬。
勢いが衰えれば即追い抜かれることでしょう。油断はできません。

もうひとつの注目点としては、今期、もっともラノベサイト界隈で騒がれた『とある飛空士への追憶』の順位の行方。少なくともTOP10内は確定かと思われます。
それ以外の作品については、今回対象になっていない『ハルヒ』、『ミミズク』の抜けた穴の奪い合いとなるでしょう。

いままで下位に甘んじてきていた作品も、順位を一気に引き上げるチャンスはありそうです。


◆ランキング常連組の動向は

『狼と香辛料』、『バカテス』は多くのラノベ読者にとってのスタンダードとなりつつあります。
なかなか進展しない本編に不満を募らせている『シャナ』、ややマンネリ気味だった『黄昏色』は新章効果でリフレッシュできたのか、そのあたりの懸念により下降傾向というところ。
最新刊が一週間で5万部を売り上げたという『ゼロ魔』は、不動の人気を維持。
熱狂的信者がいることで知られる『バッカーノ』、『BBB』、『悪魔のミカタ』も順位を上げこそすれ、下がる要素はみつかりません。

ランキング常連組には大きな変動はなく、概ね、安定というところです。


◆新作勢の有望株は

ライトノベルサイト杯の結果をそのままコピりますが、
『ベン・トー』、『生徒会の一存』、『SH@PPLE -しゃっぷる-』、『 時載りリンネ!』、『さよならピアノソナタ』、『アストロノト!』。

とくに史上最速でドラゴンマガジンの表紙を飾ったと言われる『生徒会の一存』が最有力か。
最近、流行のTS系の最前線をいく『SH@PPLE -しゃっぷる-』、熱いまでのバカ騒ぎを描いた『ベン・トー』。ピュアなキャラが読者のハートを鷲掴みにしている『 時載りリンネ!』。夢と男のロマンを重ね合わせたスペースファンタジー『アストロノト!』。
『さよならピアノソナタ』はそれ単体では主力級だが、作者の杉井光の期間内の作品数が多いため、票が割れる危険性が高い。作者合計票ランクでの上位入賞を期待したい。

上位を脅かすダークホース的存在は今回も多いようです。


◆アニメ化効果は

期間内にアニメが放映された作品は、少なからず順位が押し上げられる傾向にあります。
早くも良作画と評判の『とある魔術の禁書目録』は、コミック版効果もありさらに人気上昇中。
前回、20位以上もランクを上げた『鋼殻レギオス』も、さらなるランクアップの予感。
西尾維新も『化物語』シリーズの新刊で自らアニメ化をメタったネタが反響を呼んでいます。
またアニメ化で急浮上し、新刊の売り上げが3万部を越したという『乃木坂春香の秘密』もいる。

もともと人気のあった作品がアニメ化が追い風となり、これまで以上に大暴れしそうです。


とまあ、ざっくり私観を語りましたが、いかがだったでしょうか。
まあなにはともあれ、自分の好きな作品に投票をするのが一番です。
せっかくの一年に一度のライトノベル界のお祭り騒ぎ、楽しむとしましょう。
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ラノベ評論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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