
『GOSICK V
―ゴシック・ベルゼブブの頭蓋―』
桜庭 一樹 富士見ミステリー文庫
【学園から突如いなくなったヴィクトリカ。<ベルゼブブの頭蓋>にと呼ばれる孤島の修道院に軟禁されていると聞いた久城一弥は彼女を迎えにいく。さがせ、さがせ。フリルをさがせ】
ヴィクトリカは声をふりしぼった
「くるのが、おそい・・・ずっと待ってたのに」
「うん、そうだね・・・ごめんよ、ぼくのヴィクトリカ」
ヴぉくのヴぃくとりくわぁ!?
おい!wさり気無く所有権主張しとるぞそこの東洋人w
唐突に引き離され、寂しさと切なさにこらえるヴィクトリカ。
そこへなんでもないかのように現れる久城。
無愛想にしててもどうしようもないくらいに惹きあっている二人
テラモエスwww
今回、久城くんはやけに性格が女タラシっぽいな。
やたら日本男児にあるまじき軟派なセリフのオンパレード。
いつもはちゃんとした燃えヘタレキャラなのに。
まあ実際には事件解決に何の役にも立ってないんだが。
パパンママン登場
脈絡ナス(´Д`)
うん、もったいぶったわりに実にあっけない登場。
コルデリアはなんでヴィクトリカ会おうとしないんだろう?
ブロワ伯爵もバカ親父ったって、いくらなんでも妻に気づけよ。
だから間男ブライアンに寝取られるのです。ああ、逆か。
ときに実父and義父の二人は、
どうみてもロリコンです。
本当にありがとうございました。
どっちもどっちだと思うおこの変態中年w
さて、ついにタイトルの隠された意図が明かされ、
欧州に根づく古き力との対決の舞台を整えてきた。
いままでは他人事だった事件が、
いまやヴィクトリカの存在理由にもかかわり。
拮抗するオカルト省と科学アカデミーの因縁までもが絡み合って混沌の様をなしてきたストーリー。
う〜ん、読み解くと人間関係がなかなかに深い。
というか、肝心のミステリ分も問題のラストもですが、
いい加減だなぁ
事件は手品のタネを知ってれば謎にもならなし、
オリエンタル急行殺人事件をやりたかったんだろうけれど。
その続き方は急だよ君ぃ。