![]() | 召喚士マリア6 堕天使に安らぎを、真の名に微笑みを。 (富士見ファンタジア文庫 95-33) 北沢 慶 富士見書房 2008-08-20 by G-Tools |
聖都サザンで起きている連続殺人事件。殺されているのは、聖者の資質を持つものばかり。その事実に気づいたマリアだったが、魔の陰謀は、すでに牙を突き立てていた!
ああ、素晴しき聖都防衛隊
おちこぼれ召喚士のドタバタファンタジーもクライマックス。
式典に突如として現れた魔神の軍勢により王宮が占領され、これまでマリアが守り続けてきたサザンの街が戦火に巻き込まれていき、さらにはフレイムの存在まで周囲にバレてしまうという、立て続けの急展開がとても衝撃的でした。
このところヌルい日常パート中心の短編ばかりだったから、こうもあっさりブチ壊しにしてくれると、かえって爽快ですね。
フレイムの事を知ってもマリアへの態度が変わらない小隊のメンバーにちょっと安堵。本来、忌むべきアルの魔神化をみても「それでもアルフレッドさんは、アルフレッドさんですわ」と受け入れるフリーダが健気で萌えた。
あんな堅物だった彼女が変わったなぁ。愛ですね、わかります
復活したフレイムの活躍でなんとかカイムを撃退したはいいもの、多勢で無勢で危機に陥ったマリアたちの元に駆けつけてきたフォルカー小隊やシャルロッテら"大学院"の人々の姿が、ひときわ友情に輝いて頼もしく見えますね。
さらにはサルガタナスやレッドソニアまで助っ人に召喚してみせるマリアに唖然呆然のオーディエンスが笑えます。
こういう『昨日の敵は、今日の友』的なシチュは大好物。
人間とモンスターの混成軍が魔神の軍勢へ反撃を開始する場面は、興奮しっぱなしでしたね。
最後は、やっぱり予想通りというか「黒天チート乙www」としか言いようがない決着だったことは否定できないけれど、まあこれも様式美というもの。同時攻撃最強伝説
恋愛方面に関しても、結局はアルとの仲が踏み込めなかった感があるけれど、物語としてはうまく締められたかなぁ。
って、これでモンコレシリーズも終わりかぁと思ってたら、また新しいエキスパンション出したのか!?
公式でカードリスト見てみたが、オーガが優待されすぎ、Lv3即時召喚可能、レッドソニアで対抗能力もって・・・おい。
安田均はどんだけオーガ好きなんだ。
さすがにモンコレはもういいかな・・・(´・ω・`)