ダフロン

2008年07月31日

SHI-NO-シノ-空色の未来図/上月 雨音

4829164107SHI-NO-シノ-空色の未来図 (富士見ミステリー文庫 76-8)
上月 雨音
富士見書房 2008-07-19

by G-Tools


過去からの挑戦

自殺したはずの高校時代の元カノから届いた手紙。
九州の実家に帰った"僕"は、今回ばかりは志乃ちゃんに頼らずに、その事件と向き合うことを決意するが・・・。
大学生の"僕"と小学5年生の暗黒幼女の純愛ミステリ。

志乃ちゃん抜きって言いながら、結局、ついて来てる。
片時も離れたくないんですね、わかります。
単に頼りないお人好しなお兄ちゃんを放っておくと、確実にトラブルに巻き込まれると確信しただけかもしれんが。
どっちが保護者なのか、ときどきツッコミたくなります。

正月に実家に帰省した主人公の"僕"が遭遇した事件を、"僕"とは別の側面から追っていく志乃ちゃんですが、今回は事件を推理していくというか、出題されたなぞなぞを解いて出たヒントを辿っていくオリエンテーリングみたいな話でしたね。
正直、もっと志乃ちゃんの暗黒っぷりをみたかった。

"僕"の挙動不審は、いるはずのない志乃ちゃんがいたという驚きより、これから企んでいることを彼女に見破られるかもしれないと動揺していたんでしょうか。
事態を余計にややこしくしているだけのような気もしましたが、"僕"も案外、思い切ったこともできるものだと関心しましたよ。
最終的に、彼は、この事件の結末を整える役割を与えられただけの存在だったわけで、本来、部外者だったのでは・・・。
昔から、彼は人が善すぎて貧乏クジを引く体質にありますね。

しかし、事件の背景については、さっぱり理解できない。
政略結婚の件についても、双方で話がついてるなら、元カノ嬢は死なずとも破談にすればよかったのではないだろうか。
能力をいかせば、家を潰す事だってできそうなのに・・・。
もろもろ動機付けのあたりの描写がちょっと不十分でしたね。

で、次回こそ志乃ちゃんメインだ!

そういえば、もうすぐコミック版も出ますね、買わねば。

SHI―NO ―シノ―SHI―NO ―シノ―
上月 雨音

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posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 富士見ミステリー文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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