![]() | 生徒会の三振 碧陽学園生徒会議事録3 (富士見ファンタジア文庫 166-9 碧陽学園生徒会議事録 3) 葵せきな 富士見書房 2008-07-19 by G-Tools |
爆笑スーパー生徒会
今日も今日とてなにも起きない生徒会。
いつものように美少女たち(他一名)が脱線だらけの雑談に華を咲かす。そんなgdgd風味の日常を描くメタ新喜劇。
夫婦漫才?いや、これはまったく新しい"ハーレム漫才"だ!
今回は椎名姉妹メインの巻でしたね。
深夏はすでにデレ期に突入していたのか・・・。よし!(何が
クラスでもあの夫婦漫才っぷりなら、確かに周囲からはカップルがイチャついているようにしか見えないでしょうね。
深夏が他の用事でいない間、手持ち無沙汰な鍵にニヤリ。
鍵は、深夏ルート一本に絞ったらグッドエンディングいけるな。
けれど、私は鍵のハーレムルートを応援するよ。
無謀な挑戦だが、人類にとっては大いなる挑戦である。
成績優秀、スポーツ万能でツンデレな姉に、天然でおバカな妹のコンビって、『らき☆すた』の柊姉妹に似てませんか?
まったく正反対の姉妹ですが、どちらが依存しているわけでも、守られてるでもなく、お互いを思い合う関係が泣けます。
美冬ちゃんには、正直、驚かされました。見くびっててサーセン
是非、美冬ちゃんとラオシャンロン討伐に行きたいです。
まったく動きがないのに、雑談シーンだけでこの面白さ。
全員がボケでありツッコミで、その時々の流れによって、攻守がたちまち入れ替わるスピーディな会話が素晴しい。
美少女がコアでカオスなネタ話をするという内容が、『らき☆すた』にも通じる「萌え」に繋がるのでしょうね。
ライトノベルは、キャラクター小説であり、文章の大半を登場人物の会話が占めているといわれるが、本当にたったそれだけでこの作品ほど成功した例は他にない。
先日、ライトノベルサイト杯の結果が出ましたが、予想通り上位にランクインしてきましたね。コメディ部門だったら間違いなく一位じゃないでしょうか。
前作の『マテゴ』の評価があんまりだったので、この結果は当時からファンを自認していた私にとっても喜ばしいかぎり。
(だって『マテゴ』の何が悪いっていうんだ!)
まだ読んだことのない人は、いますぐ『マテゴ』を読むんだ!
さて、最後はいつになくシリアスなムードで、怪しい展開になってきましたが、どうなるんでしょうね。
できればこのまま漫才一直線でいって欲しいが。そうだ、いまこそ「伏線を張っておいて投げっぱ」という禁じ手を・・・(オイ
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