![]() | 神様のメモ帳 3 (3) (電撃文庫 す 9-8) 杉井 光 アスキー・メディアワークス 2008-06-10 by G-Tools |
あの素晴しい愛を、もういちど
事件の後遺症でアリスたちのことを忘れてしまった彩夏。
ぎこちない関係のまま園芸部の活動を再開した矢先、生徒会長に呼び出されたナルミは園芸部の廃部を告げられる。
廃部の理由を探るうちに不可解な事件が浮かび上がり・・・。
今回は廃部の危機に陥った園芸部のために奔走するお話。
記憶喪失に負い目を感じる、彩夏が健気で切ないです。
なんとか記憶を失う以前のように振る舞おうと努力しても、
やっぱりどこかぎくしゃくして、それが鳴海を傷つける。
でも、たとえ自分たちのことは覚えていなくとも、いつもと同じように迎える仲間たちの姿には心温まりますね。
降って沸いた園芸部の廃部の話に、少しでも彩夏のくつろげる居場所を守るために動く鳴海ですが、それが彼女にとっては逆に重荷になってしまうというのでは、鳴海も辛いよなぁ。
おまけにそのためにテツ先輩の過去を暴かなくてはいけないというのも鳴海には、心理な抵抗があったことでしょう。
事件の真相を聞きだすために、テツ先輩とガチンコ勝負で決着をつけなくなってしまい、妙にやる気の鳴海の心配をするアリスがほんと可愛い。怒っても結局は折れて鳴海の手助けをするところなんて、もうどうみてもデレデレじゃねぇかと。
鳴海もときどき天然入ってクサイ言葉を口にしちゃうし、ああもう、いろいろとごちそうさまでしたw
彩夏も鳴海も別に焦って無理してすることはないでしょう。
すべてが元通りとはいかなくても、すぎた過去に囚われず、また新しい思い出を作っていけばいいんじゃないでしょうか。
現在さえよければいいのです、それがニートなのですから。
仲間が揃っているというだけで彼らはもう十分に幸せで、愛に満ちていると思います。ニート万歳!




