2008年07月06日

時載りリンネ! 3 ささやきのクローゼット/清野静

4044732035時載りリンネ! 3 ささやきのクローゼット (角川文庫―角川スニーカー文庫)
清野 静
角川グループパブリッシング 2008-07-01

by G-Tools


時間のご利用は計画的に

「時砕き」としてバベルの塔から正式に認められたことで、いつでも塔に行くことが可能になったリンネ。
冒険を求め塔に出かけたリンネと久高は、時載りの少女ネリーと友達になる。だが、その出会いに思わぬ落とし穴が・・・。
本を読むことで時を止める少女リンネのあらたな冒険物語。

リンネと"塔の住人"の少女ネリーの友情が泣かせます。
"塔の住人"とはいえ、どこにでもいそうな普通の少女ネリー。
リンネとすぐに仲良くなって、久高そっちのけでおしゃべりに夢中になる姿が、なんとも女の子らしくて微笑ましい。
二人がもじもじしながら「友達になろう」と言い交わすところなんて可愛すぎて軽く悶絶ものです。女の子っていいなぁ。

しかし、外と塔とで時間の流れに差があるせいで、二人の時間がどんどんすれ違っていくのが見ていて切ない。
最初はその時間差を利用して、上手いこと塔で遊びほうけていたリンネには、仕方がないともいえる報いだけれど、
そんなことは関係がないネリーにとっては、リンネに会いたくても会えないもどかしい気持ちでいっぱいだったでしょうね。

そうした思いを募らせたあまり、ネリーが無理をして深刻な事態に陥ってしまうのですが、リンネと久高は彼女のために駈けずり回ってよく頑張りましたよ、ホント。
いろいろあったけれども、やっぱり最後はみんな笑顔で大団円になれるのがよかったです。

クローゼットの向こうに別世界が広がっていると聞くと、ぱっと思いつくのは『ナルニア国物語』だけれど、バベルの塔の実像としては、エンデの『はてしない物語』に出てくるファンタージエン図書館が一番イメージに近いかな。
でも、大人に文句を言われず好きなだけ遊べて、帰るときには元の時間というと、むしろドラえもんの映画『雲の王国』かw

なぜかノスタルジックでとっても甘酸っぱい。
相変わらず、このどきどき、わくわく感が素敵ですねぇ。
ページをめくるたびに少年時代に戻っていってしまいそう。
でも、もし、いまの自分のところにこんな便利な道具があったら、一日中だらけて余計に時間を無駄にしてしまうだろうな。
というか、ひきこもってずっと出てこない可能性大w

リンネにも新しい目標ができて、これで少しは成長するかな。
さて、では次回を待つ時間もまた楽しんで待つとしましょう。

ときに設問の間の「言葉では開かぬ扉」の答えは、久高が他の誰かに「開けろ」って命令して、開けてもらえば開くと思う。
素手で開かないとは、設問のどこにも書いてないしね。
言霊使いじゃなきゃ通れないならフェアじゃないですから。

ファンタージエン 秘密の図書館ファンタージエン 秘密の図書館
酒寄 進一

by G-Tools
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 角川スニーカー文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ラノベ絵師130人ソート

ラノベ絵師130人ソート(今日もだらだら、読書日記。)

順位 名前
1 竹岡美穂
2 深遊
3 灰村キヨタカ
(はいむらきよたか)
4 文倉十
5 VOFAN
6 狗神煌
7 岸田メル
8 エナミカツミ
9 BUNBUN
10 武田日向
11 甘塩コメコ
12 山本ヤマト
13 黒星紅白
(飯塚武史)
14 岩崎美奈子
15 三月まうす
16 ヤス
17 裕龍ながれ
18 四季童子
19 ヤスダスズヒト
20 葉賀ユイ
21 日向悠二
22 竹
23 さとやす(TENKEY)
24 いとうのいぢ
24 しゃあ
26 甘福あまね
27 椎名優
28 てぃんくる
28 椋本夏夜
28 放電映像


もうソート系は勘弁

絵師名だけ言われても知らない人ばっk・・・あ、結構わかる。
でも、やっぱり大部分わからないので、イラストレーター別作品リストで検索しながらやってみた。もし変にカウンタが上がってしまってたら申し訳ない。

個人的には竹岡美穂、黒星紅白、岩崎美奈子、三月まうすみたいな、輪郭線が細くて淡色を多用する絵師が好きですね。
逆に甘塩コメコのはっきりくっきりした強い色合いも印象強い。

総合的な作画のバランスなら灰村キヨタカ、山本ヤマト、深遊が抜きん出るかな。
文倉十や岸田メルは素朴で親しみやすい絵柄がいいです。
葉賀ユイや日向悠二の描く口絵は毎回コミカルで面白い。
狗神煌やてぃんくるの萌え萌え〜っとしたギャルもおk。

四季童子、いとうのいぢ、椎名優、椋本夏夜、放電映像は、相変わらずクオリティは高いのだが、ちょっと飽きてきた感。

改めてイラストレーターって、狙いすぎな名前が多いなぁ。
そういえば、「ダブルブリッド」の初期の絵師の藤倉和音って、確か亡くなられたんだよなぁ。懐かしい、昔好きだった。
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ラノベ評論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月05日

ラノベ作家140人ソート

ラノベ作家140人ソート

順位 名前
1 西尾維新
2 成田良悟
3 野村美月
4 冲方丁
5 あざの耕平
6 渡瀬草一郎
7 雨木シュウスケ
8 十文字青
9 多崎礼
10 竹宮ゆゆこ
11 鎌池和馬
12 三雲岳斗
13 川上稔
14 うえお久光
14 浅井ラボ
16 片山憲太郎
16 支倉凍砂
18 桜庭一樹
19 柴村仁
20 高殿円
21 葵せきな
22 井上堅二
23 竹岡葉月
24 上月雨音
25 平坂読
26 入間人間
27 杉井光
28 櫂末高彰
29 田中ロミオ
30 林トモアキ
・・・

ガッチガチな俺乙

539回比較しました。なにこの鬼畜ソート。
もうね、何度、運命の選択を強いられたことか・・・。
「沖方丁vs葉山透」なんて簡単に選べないよ!
「あざの耕平vs渡瀬草一郎」とか、究極の選択にも程がある。
「竹岡葉月vs葵せきな」も富士見Fでの新シリーズはどちらも甲乙つけがたいイタ電クオリティですた。
「桜庭一樹vs上月雨音」とか、ヴィクトリカたんとシノシノのどちらかを選べと?片方を捨てろと?そんなの俺にはできない!
二人とも俺の嫁だぁああああああああああああああ!!!

途中から「もうこれでいいよ!(´;ω;`)つ」と半泣きになりながら延々と選択してました。ファンに非情を強いるソートですね。
精神的に疲れた・・・orz

そして結果が出たのはいいが、普段それほど熱心なファンといいがたい作家ばかりが、何故か上位にいる件。
個人的に絶賛応援中の杉井光は27位、清野静にいたっては84位という散々な結果に・・・(´・ω・`)
さすがに新人を大御所の方々と比べちゃなぁ・・・。

PS
ときに作家140人のうち、一冊も読んだことがない人々。

豪屋大介・・・デビルとか装丁の気持ち悪さでどうも敬遠気味。
海羽超史郎・・・誰っすか。
吉田直・・・トリニティ・ブラッドですよね、わかります。
海猫沢めろん・・・知らねぇ。
山形石雄・・・戦う司書ですよね、絵師が合わないんだよなぁ。
笹本祐一・・・ソノラマ系だとはわかるが、文庫自体読まない。
小川一水・・・サーセン、ハルキ系も読んだことないです。
ベニー松山・・・誰だよ。
海法紀光・・・ゲームのノベライズ書いてる人だっけ?

これ以外なら名前を聞いて大抵すぐにタイトルを思いつく俺ってヤバイかな?
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月03日

誰かのリビングデッド 1/海原育人

4125010358誰かのリビングデッド 1 (1) (C・NovelsFantasia う 2-4)
海原 育人
中央公論新社 2008-06

by G-Tools


リビングデッドのおしごと

ある日、パン屋の下働きのプラスは、畑で死体を掘り出した。
デルと名乗るそのリビングデットは、自分を作り出した魔法使いを探して旅を続けているという。
しばらくの間、彼と生活することになったプラスだが、顔馴染みの少女ナムから、魔法使い殺しを手伝えと持ちかけられ・・・。
ドラゴンキラーで人気を博した作者の新シリーズはリビングデッドのお話。

リビングデッドのデルのキャラが捉えずらいですね。
ちょっと変わってるけれどもわりと常識的な優男かと思えば、あっさりと敵に鞍がえったり、ただ事態を混乱させてるだけのような行動をとるので、マトモなのか狂ってるのか、判断がつけにくい。やたらと明るいくせに、淡白なところもチグハグ感。

政治を支配する魔法使いに恨みを抱くナムに付き合わされる形で魔法使いの元にスパイに送り込まれるプラスですが、
さすがに若すぎるせいか、やはり『ドラゴンキラー』シリーズのココなんかと比べると、駆け引きや立ち回りにも精彩を欠く。
前作のようなピカレスクロマンを期待しすぎたのか、どうにもイマイチ話にパンチが足りない印象を受けてしまいました。

ただ相変わらず、妙に中年キャラに味がありますねw
嫌うに憎めない口の悪い店長がどうにもお気に入りです。
まさかこの親父が作中でキモとなるあの男だったとは。
まあプラスもナムもこれからの成長に期待ですね。
デルももう少し役に立つ活躍があればいいのになぁ。

というか、デルと三人で旅に出ちゃったら、次回からフリー姐さんが出てこなくなっちゃうじゃないですか!!
posted by 愛咲優詩 at 02:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 講談社ノベルス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月01日

モンスターハンター 魂を継ぐ者 5/廣岡 政樹

4757742312モンスターハンター 魂を継ぐ者5 (ファミ通文庫 M 12-2-5 SPECIAL STORY)
廣岡 政樹
エンターブレイン 2008-06-30

by G-Tools


風翔龍の襲撃!!

キオがノーラとポッケ村に移住して8年。息子サイルも産まれ、キオはハンターとして、父として充実した日々を送っていた。
そんなある日、雪山で里帰りから戻ったノーラとサイルを向えたキオは、古龍クシャルダオラと遭遇してしまい・・・。
というわけで、ついに今回は待ちに待った古龍の登場です!

やっぱりモンハン最強のモンスターといえば、古龍!!
それもプレイヤーにとって最も馴染み深い古龍といえば、
誰しも苦しめられた記憶のあるクシャルダオラでしょう。
主人公キオにとってもクシャとは一巻からの因縁深い間柄。
ルーキーの頃は、ただ呆然と見上げるだけでしたが、現在のキオはハンターとして立派に成長した姿を見せてくれます。

クシャルダオラの出現ではぐれてしまった妻と息子を守るべく、ライバルのロッシィ、弟子のミモリと共にクシャルダオラに立ち向かうキオですが、徐々に追い詰められていってしまう。
自ら仲間を逃がす囮となって、ついにクシャルダオラと一対一になったとき、キオの長い戦いが幕を開ける。
圧倒的な力で襲い掛かるクシャにハンターとしての技術と知識を尽くして戦う様は、まさに死闘!これは燃えた!!

持てる全力を尽くし、ついに諦めかけたとき、駆けつけた仲間の頼もしさに安堵感と感動で思わず涙が出そうになりました。
一人一人の力は非力なれど、全員がそれぞれにできることをすれば、それは何にも負けない力になる。
ハンターは、決して一人で戦っているのではないということを改めて思い出させてくれました。

とにかく今回ばかりは鳥肌ものです。
キャラクターがオールスターで皆カッコよすぎですね。
クシャとの戦闘だけでも100Pはあるという、戦闘シーンのぶ厚さは、さすがに読み応えがありました。
咄嗟の機転と判断力、身体に沁み込んだ経験、そして仲間との連携。モンハンの魅力があますところなく凝縮されています。
シリーズのすべてを出し切った感がありますね。
モンハンファンなら、絶対に読むべき一冊です!

モンスターハンターポータブル 2nd Gモンスターハンターポータブル 2nd G

by G-Tools
posted by 愛咲優詩 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ファミ通文庫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする